インターンシップ初日の所感

こんにちは、EDAYAインターン生の菅原です。
今回は、初日の所感を記したいと思います。


まず、工房に到着したときは楽しみ半分、不安半分といった気持ちでした。マニラを出発したときは、新しい環境に身を置けることが楽しみという気持ちが勝っていましたが、工房に到着したときには不安感の方が増していました。それまで頭の中に漠然としたイメージとしてしかなかったものを現実に目の前にしたからでしょうか、急に生活をするうえで必要となるものがクリアになってきたのと同時に、なんとかなるだろうと思っていた自分が小さくしぼんでいく思いがしました。たとえば、ジープに自分で乗れるようになるか、市場で迷わずに買い物できるようになるだろうか・・・。具体的な疑問となって頭の中で渦巻き始めました。生活面だけでなく、インターンシップのお仕事自体にもやはり不安はあります。けれども、いつでも前向き思考を意識してポジティブに、楽しく、経験を重ねることができればと思います。


お話は変わりますが、ジープのことが出たので少しご紹介したいと思います。ジープはバギオでかなり重要な交通手段のひとつで、市内ではとてもたくさん見かけます。



マニラでもタクシーに加え、よく利用されているようです。タイ北部やその他の地方で見られるソンテウに外観はよく似ていますが、フィリピンのジープの方がカラフルです。
乗り方はタクシーとは違い、後ろから乗り込んで横並びに座ります。ちなみに、窓はありません。お金を払うときは、運転席の窓越しからではなく隣の人に運賃を渡して、運転席まで運んでもらいます。はじめてお金が回ってきたときは、なんだかドキドキしました。お釣りも、運転席から今度は逆の流れで戻ってきます。知らない人同士の連携プレーが絶えず起こっていて、見ていて楽しいです。自分も参加できるとさらに面白いです。


マニラからは、途中休憩を数回はさんで大型バスでバギオまで移動をし、さらにバスターミナルからジープに乗り継いで工房まで移動してきました。バギオは急なカーブや坂道が多く、乗っているときは手すりにつかまっていないと飛んでいきそうな勢いでした。そんな驚きもさることながら、工房への道のりから見た夜景が本当に綺麗だったのが、一日目の夜の印象として強く残っています。乗っていると横の視界が急に開けて、斜面に広がる街を一望することができました。窓がないため、乗車しながらもダイレクトに夜景を眺めることができ、最高の気分でした。


これから1か月以上お世話になる新しい場所は、朝晩は冷え込みますが、昼間はとても過ごしやすいです。首都マニラよりも湿気が少なく、暑さもそこまで厳しくはありません。梅雨明けの初夏、といったところでしょうか。東京では一番寒いこの時期に、バギオで生活できるなんて本当にありがたいです。

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