EDAYAでは、「世界規模で地域おこしを考えよう」という連続イベント企画をしています。
そのキックオフを2014年6月29日に、NPO法人ポレポレの協力のもと行いました。
今回は、地域おこしのリーダー育成、また伝統芸能をはじめとする様々な形での地域活性化、またそれをつなぎ世界規模で考えることの興味のある人々が集まってくださいました。参加者の方のプレゼンを中心に行い、短い時間でしたが有意義なディスカッションを持つことができました。
今回の話を再度整理して、9月に第一回イベントを正式に開催する予定です。楽しみにしていてください。
▼代表山下より
「今回のイベントには、呼びかけ期間が短かったにも関わらず、カンボジアの女性と世界をつなぐ希望に輝くシルクブランド、メコンブルーを主宰されている高橋邦之さんや、東北の郷土芸能である行山流舞川鹿子躍の継承者であり、昨年東京でも鹿踊をということで、東京鹿踊を立ち上げられた小岩秀太郎さん、タイ、日本、中国、ラオスを織物という視点からつなぐドキュメンタリー「つ・む・ぐ」の吉岡敏朗監督、島根県隠岐郡海士町を舞台に持続可能な地域づくりをされている「巡の環」の信岡良亮さん、伝統文化を未来の子ども達につなげるNPO法人ということで、主に宮崎県日南市の飫肥杉を活用したデザイン製品「Obisugi-Design」の海外販路開拓をされている「まちづくりGIFT」の鏡晋吾さんなど、大変魅力的な方々が参加をしてくださいました。今後この連続企画の展開がどうなるのか、私自身もわくわくしながら、楽しみながら、これからも素敵な企画を練っていこうと思いますので、ぜひ皆様、楽しみにしていてくださいね!(代表山下)」
♦イベント実施の背景♦
EDAYAではこれまで、ブランドという形で、フィリピンの地方の手仕事を日本に紹介するという活動を行ってきました。加えてEDAYAの作品を作る現地の竹楽器制作者・音楽家を日本に招聘し、あえて日本の地域おこしの現場(藤野、鎌倉、島根、熊本、新潟など)を中心にまわりイベントを実施するということを行ってきました。それは、フィリピンの地方の伝統を担う人が日本の地域おこしの現場を見ることによって、何か学んでくれるかもしれないというささやかな期待もあったからでした。その期待は思いもかけない形で、現実的な結果と結びつきます。フィリピンに帰国後すぐ、昨年お母様がなくなられて空き家になっている郷里の村の実家をコミュニティライブラリーにするムーブメントを仲間と起こし、わずか3か月後それを完成させたのです。日本の地方の古民家の「あるものを生かす」あり方にインスピレーションを受けたのだそう。これは、経済発展の証として「新たに建てる」ことを憧れに思う現地の他の村の人々にそうではないあり方、建物も文化も壊すだけが粋ではないということを行動で示す1つの良い事例となったと思うのです。本も近くの地方都市の1ヶ月にわたるお祭りで、本を持ってきてくれた方には郷里の特産品であるコーヒーを1杯わたすというアイディアで6000冊集めたといいます。これを聞いたとき私は、現地の人々のパワーと可能性を本当に感じたし、様々な村の地域おこしの事例を学ぶ機会さえあれば、彼ら自身の手で経済発展一辺倒ではない、村の未来を作リ出せるポテンシャルにも気づかされたのです。
加えて、島根県でこども神楽を見たことが、EDAYAがフィリピン現地で行ってきた伝統音楽教室の次のステップを考えさせてくれるきっかけとなりました。伝統音楽教室は、無形文化の教育・普及という目的で昨年はReady forで資金調達を行い実施したプロジェクトなのですが、これの継続と共に、伝統音楽を行う人たちのことを格好良い、自分もやってみたいと思える土壌を子供たちの間に作らねばとも痛感したのです。そうでないと、伝統音楽をなんとなくは知っているけれど、完璧に演奏できる人はなかなか生まれないと気づきました。そういう意味では伝統音楽教室は、全ての子供たちが伝統音楽に触れるため入口で、その先に実際に伝統音楽を伝えるレベルにするにはもう1ステップ必要だと思ったのです。伝統音楽である竹楽器を演奏する、ものすごい素敵な楽団を作らねばと。そして、彼らには最高の演奏をしてもらうと同時に、伝統を担うということがどういうことで、それが地域の未来にどういった影響を与えるか、自分ができることは何なのか、伝統音楽の継承を通して考えてももらいたいと思っています。
(代表山下)
そのキックオフを2014年6月29日に、NPO法人ポレポレの協力のもと行いました。
今回は、地域おこしのリーダー育成、また伝統芸能をはじめとする様々な形での地域活性化、またそれをつなぎ世界規模で考えることの興味のある人々が集まってくださいました。参加者の方のプレゼンを中心に行い、短い時間でしたが有意義なディスカッションを持つことができました。
今回の話を再度整理して、9月に第一回イベントを正式に開催する予定です。楽しみにしていてください。
▼代表山下より
「今回のイベントには、呼びかけ期間が短かったにも関わらず、カンボジアの女性と世界をつなぐ希望に輝くシルクブランド、メコンブルーを主宰されている高橋邦之さんや、東北の郷土芸能である行山流舞川鹿子躍の継承者であり、昨年東京でも鹿踊をということで、東京鹿踊を立ち上げられた小岩秀太郎さん、タイ、日本、中国、ラオスを織物という視点からつなぐドキュメンタリー「つ・む・ぐ」の吉岡敏朗監督、島根県隠岐郡海士町を舞台に持続可能な地域づくりをされている「巡の環」の信岡良亮さん、伝統文化を未来の子ども達につなげるNPO法人ということで、主に宮崎県日南市の飫肥杉を活用したデザイン製品「Obisugi-Design」の海外販路開拓をされている「まちづくりGIFT」の鏡晋吾さんなど、大変魅力的な方々が参加をしてくださいました。今後この連続企画の展開がどうなるのか、私自身もわくわくしながら、楽しみながら、これからも素敵な企画を練っていこうと思いますので、ぜひ皆様、楽しみにしていてくださいね!(代表山下)」
♦イベント実施の背景♦
EDAYAではこれまで、ブランドという形で、フィリピンの地方の手仕事を日本に紹介するという活動を行ってきました。加えてEDAYAの作品を作る現地の竹楽器制作者・音楽家を日本に招聘し、あえて日本の地域おこしの現場(藤野、鎌倉、島根、熊本、新潟など)を中心にまわりイベントを実施するということを行ってきました。それは、フィリピンの地方の伝統を担う人が日本の地域おこしの現場を見ることによって、何か学んでくれるかもしれないというささやかな期待もあったからでした。その期待は思いもかけない形で、現実的な結果と結びつきます。フィリピンに帰国後すぐ、昨年お母様がなくなられて空き家になっている郷里の村の実家をコミュニティライブラリーにするムーブメントを仲間と起こし、わずか3か月後それを完成させたのです。日本の地方の古民家の「あるものを生かす」あり方にインスピレーションを受けたのだそう。これは、経済発展の証として「新たに建てる」ことを憧れに思う現地の他の村の人々にそうではないあり方、建物も文化も壊すだけが粋ではないということを行動で示す1つの良い事例となったと思うのです。本も近くの地方都市の1ヶ月にわたるお祭りで、本を持ってきてくれた方には郷里の特産品であるコーヒーを1杯わたすというアイディアで6000冊集めたといいます。これを聞いたとき私は、現地の人々のパワーと可能性を本当に感じたし、様々な村の地域おこしの事例を学ぶ機会さえあれば、彼ら自身の手で経済発展一辺倒ではない、村の未来を作リ出せるポテンシャルにも気づかされたのです。
加えて、島根県でこども神楽を見たことが、EDAYAがフィリピン現地で行ってきた伝統音楽教室の次のステップを考えさせてくれるきっかけとなりました。伝統音楽教室は、無形文化の教育・普及という目的で昨年はReady forで資金調達を行い実施したプロジェクトなのですが、これの継続と共に、伝統音楽を行う人たちのことを格好良い、自分もやってみたいと思える土壌を子供たちの間に作らねばとも痛感したのです。そうでないと、伝統音楽をなんとなくは知っているけれど、完璧に演奏できる人はなかなか生まれないと気づきました。そういう意味では伝統音楽教室は、全ての子供たちが伝統音楽に触れるため入口で、その先に実際に伝統音楽を伝えるレベルにするにはもう1ステップ必要だと思ったのです。伝統音楽である竹楽器を演奏する、ものすごい素敵な楽団を作らねばと。そして、彼らには最高の演奏をしてもらうと同時に、伝統を担うということがどういうことで、それが地域の未来にどういった影響を与えるか、自分ができることは何なのか、伝統音楽の継承を通して考えてももらいたいと思っています。
(代表山下)
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